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サイクロン掃除機の製作(Making of Cyclone Vacuum Cleaner for scrap metal chip arises during machining)

 サイクロン掃除機を製作しました。

サイクロン掃除機の製作

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時計部品の製作をしていると金属加工をする機会が多く、旋盤、フライス盤、ボール盤から出る金属の切り屑の処理に困ります。工場であれば、問題はないのですが、私のように、家庭の普通の部屋を時計修復アトリエに使用していると金属の切り屑で足に怪我をする恐れがあり、頻繁に掃除をする必要があります。このサイクロン掃除機を作るまでは箒と塵取りでやっていました。なぜなら、普通の掃除機ではすぐに切り屑が掃除機に中に詰まってしまい使い物になりません。

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ある日、ネットで旋盤工作をしている人の製作記事を読み、早速、私も作って見ました。これが、驚くほど優れた代物で、それ以後なくてはならない掃除機となっています。

基本的な構成は吸い込んだ空気に回転を与え(サイクロン渦)、金属屑のみを遠心力と重力を利用して分離し、吸引動作は普通の掃除機に負わせ、組み合わせて使用するというものです。原理は簡単で吸い込んだ空気が円筒の内壁に沿って回転することにより、遠心力で壁に沿って流れ金属のような重いものは重力で下に落下します。材料はDIYショップで組み合わせをして確認してから購入しました。5000円くらいで材料は揃います。上水道用でなく、下水工事用の塩ビパイプを探すと大きな径のものがあります。構造は写真でごらんください。なお、金属屑を溜めるビンは梅酒のビンを使用しています。

製作:

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下水パイプに卵型の穴を開けて、放物線方向に細いパイプを取り付けます。この穴あけは現物あわせで行いました。アタリをつけるためには光と影、または講演などで使用するレーザ・ポインタを利用して、マジックインキで記しをつけるとカーブが出しやすいと思います。あるいは、小さな径のパイプを大きなパイプにつけるように斜めに切って太いパイプの外形に沿ってけがく方法もあります。梅酒のビンのフタに大きな穴を空けるためには、可変型のホルソーを使用してボール盤、あるいはフライス盤にしっかりと固定して、低回転で少しづつ切り込んでいきます。ホルソーは回転数を上げると極めて危険で、ケガのもとですから十分な注意が必要です。

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ほとんどのパイプは塩ビ用の接着剤を使用して接着します。私は小さな掃除機を吸引用に使用しましたが、それでも十分な吸引力があります。試しにホースを手で塞いだ瞬間に梅酒のプラのビンが凹みました。使用感は極めて良好で今ではなくてはならない器具となりました。

ブラボー!!

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